大人の歯列矯正はいくら?費用相場と総額の考え方

歯並びが気になり、歯列矯正を検討し始めたとき「矯正費用はいくらかかるのだろう」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
歯列矯正は、装置代に加えて検査料や通院ごとの費用がかかるため、総額がイメージしにくい治療です。そのため「想定以上に高額にならないか」「途中で追加費用が発生しないか」と心配になることもあるでしょう。
こうした不安を減らすには、あらかじめ費用の内訳や料金システムの仕組みを理解しておくのが大切です。
今回は、大人の歯列矯正にかかる費用相場や内訳、治療を検討するうえで知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。
目次
矯正費用がわからず
不安を感じていませんか

歯列矯正で歯並びをきれいに整えたいと考えていても、費用の全体像が見えないと不安を感じやすいものです。
矯正治療は数か月から数年にわたることが多く、装置代だけでなく、通院時の調整料や治療終了後の費用まで含めて考える必要があります。
費用の総額をあらかじめ把握しておくと、予想外の出費にとまどわずにすみ、安心して治療を進めやすくなります。
初回のカウンセリング時に、どこまでが料金に含まれるのかを確認し、費用の内訳を整理したうえで、治療を検討するのが大切です。
矯正治療にかかる費用の内訳

矯正治療にかかる費用は、装置代だけではありません。いくつかの段階にわかれて治療は進むため、それぞれのタイミングで必要になる費用を理解しておくことで、最終的な総額をイメージしやすくなります。
初診から治療終了までに必要な費用
矯正治療にかかる費用として、大きく次の4つがあげられます。
- 相談料
- 検査料
- 装置代
- 保定装置代
歯列矯正では、まずカウンセリングや検査を行い、歯並びやかみ合わせの状態を詳しく確認します。この段階で発生するのが相談料や検査料です。
治療を進める際には、ワイヤーやマウスピースなどの矯正装置代がかかります。また、治療中は定期的な通院が必要となり、装置の調整や経過確認に対する費用が発生します。
さらに、歯並びが整ったあとにも、整った歯並びが元の位置に戻るのを防ぐための保定装置を使用する期間があります。保定期間中は、保定装置の作製費用や管理にかかる費用が必要です。
料金システムは
2つのタイプがあります
矯正治療の料金システムには、トータルフィー制と調整料別払い制の二つがあります。
トータルフィー制は、治療開始から終了までに必要な費用を最初にまとめて支払う方法です。
装置代に加え、通院時の調整料や診察料が含まれていることが多く、治療期間が延びても支払額が大きく変わらない点が特徴です。
そのため、最終的な総額を事前に把握しやすく、費用面の見通しを立てやすくなります。
一方、調整料別払い制は、矯正装置代とは別に、通院のたびに調整料や診察料を支払う方法です。
治療開始時の支払いを抑えやすい反面、通院回数や治療期間が長くなると、その分だけ支払総額が増える傾向にあります。
どちらの料金システムにもメリットと注意点があるため、ご自身の治療内容や通院頻度を踏まえて、どのような費用が含まれているのかを事前に確認しておくことが重要です。
装置別の費用相場
歯列矯正で使用される装置にはいくつかの種類があり、それぞれ、治療できる範囲や費用の目安、治療中の見た目などに違いがあります。
ご自身の希望やライフスタイル、歯並びの状態に合った治療を検討するために、装置ごとの特徴と一般的な費用相場を把握しておくのがおすすめです。
| 矯正装置の種類 | 費用相場 | |
| ワイヤー矯正 | 表側 | 60万~130万円 |
| 裏側 | 100万~170万円 | |
| マウスピース矯正 | 60万円~100万円 | |
| 部分矯正 | 30万円~60万円 | |
ワイヤー矯正(表側・裏側)

ワイヤー矯正の費用相場は、表側矯正で60万円~130万円、裏側矯正で100万円~170万円です。
歯の表側や裏側(舌側)に、ブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、ブラケットにワイヤーを通して、少しずつ歯を動かしていく治療法です。
さまざまな歯並びの改善や、かみ合わせの調整にも幅広く対応できます。
表側矯正は多くの症例に用いられており、治療実績が豊富な点が特徴です。
一方、裏側矯正は歯の内側に装置をつけるため、正面から見えにくい反面、装置の調整が難しく、費用が高くなる傾向があります。
マウスピース矯正

マウスピース矯正の費用相場は、60万円~100万円です。
透明なマウスピースを一定期間ごとに交換しながら歯並びを整える方法で、装置が目立ちにくく、ご自身で取り外しできる点が特徴です。
食事や歯みがきの際に外せるため、日常生活への影響を抑えやすい一方、装着時間を守らないと十分な効果が得られない点には注意が必要です。
また、歯並びの状態によっては適応できない場合もあります。
部分矯正

部分矯正の費用相場は30万円~60万円程度です。
気になる部分だけを対象に歯並びを整える方法で、マウスピース矯正以外にもワイヤー矯正やセラミック矯正などさまざまな種類があります。
全体矯正とくらべ、治療期間が比較的短く、費用も抑えやすい傾向にあります。
かみ合わせ全体を整える治療ではないため、適応できる症例は限られますが、すきっ歯や軽度の叢生(でこぼことした歯並び)といった歯並びでお悩みの方に、おすすめの方法です。
歯の矯正でこんなに変わります
歯列矯正は歯並びを整えるだけでなく、口元や横顔の印象にも大きな変化をもたらします。歯の位置やかみ合わせが改善されることで、笑ったときの見え方が自然になり、口元に自信を持てるようになる方も少なくありません。
マウスピース矯正で笑顔が変わった方
| 年齢 | 21歳 |
| 性別 | 女性 |
| 治療の理由(主訴) | 出っ歯で前歯で噛み切れない |
| 治療方法 | インビザライン(マウスピース矯正) |
| 治療期間 | 9か月 |
| 費用 | 55万円 |



出歯(出っ歯)が改善し
横顔の印象が変わった事例
| 年齢 | 33歳 |
| 性別 | 女性 |
| 治療の理由(主訴) | 高校生の頃から歯並びを治したいと思っていたが、高額なので先延ばしにしていた。 |
| 治療方法 | インビザライン(マウスピース矯正) |
| 治療期間 | 1年4か月 |
| 費用 | 66万円 |



症例別の費用イメージ

歯並びの状態や治療方法によって、矯正にかかる費用の総額は大きく異なります。
症例別の目安費用の把握により、ご自身の状況に近い治療費を想像しやすくなるでしょう。
軽度の歯並びの乱れの場合
すきっ歯や軽度の叢生といった比較的軽い歯並びの乱れでは、費用の目安は30万円~60万円程度です。
歯を大きく動かす必要がないケースが多く、治療期間も短くなる傾向があります。部分矯正や比較的シンプルな装置で対応できる場合があり、全体矯正に比べて費用を抑えやすい点が特徴です。
ただし、歯の動かし方やかみ合わせの状態によっては、全体的な調整が必要になることもあり、その場合は費用が高くなる可能性があります。
出歯(出っ歯)や受け口で
抜歯が必要な場合
出歯や受け口など、歯を並べるためのスペース確保が必要な症例では、抜歯を伴うことがあります。
抜歯も基本的に保険適用外となり、費用の目安は1本あたり5千円~2万円程度です。
矯正装置の費用や通院時の調整料に抜歯費用を加えておくと、治療全体の総額がイメージしやすいでしょう。
抜歯を行う本数や治療内容によっては、数十万円単位で費用に差が出ることもあるため、事前に内訳を確認しておくのが大切です。
マウスピース矯正を希望される場合
マウスピース矯正を選択した場合、費用の目安はおおよそ60万円から100万円程度です。
ただし、この金額は一律ではなく、歯並びの状態や治療する範囲によって大きく異なります。
軽度の歯並びの乱れで、部分的な矯正にとどまるケースでは、比較的費用を抑えられることがあります。
一方、全体的な歯列矯正が必要な場合や、歯の移動量が多い症例では、治療期間が長くなり、その分費用も高くなる傾向があります。
医療費控除で負担を軽減できます

歯列矯正は費用が高額になりやすい治療ですが、条件を満たせば医療費控除の対象となり、実質的な負担を軽減できる可能性があります。
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、所得税の一部が戻ってくる制度です。
矯正治療が見た目の改善だけでなく、かみ合わせや噛む機能の改善を目的としている場合、控除の対象になることがあります。
控除の対象と申請方法
医療費控除の対象となるかどうかは、治療の目的によって判断されます。
噛みにくさや発音への影響など、かみ合わせや機能面の改善を目的とした矯正治療は、医療費控除の対象となるケースが多く、見た目の改善のみを目的とした審美的な矯正治療は、原則として対象外となります。
ただし、見た目が気になって受診した場合でも、診察の結果、かみ合わせの異常や咀嚼(そしゃく)障害などが認められ、治療が必要と判断されることもあるため、自己判断せず歯科医師に相談しましょう。
なお、医療費控除を申請する際は、確定申告時に治療費の領収書や医師の診断内容がわかる書類をもとに申告します。
対象になるか不安な場合は、歯科医師に事前に確認しておくと安心です。
子どもの矯正費用との違い

子どもの矯正と大人の歯列矯正では、目指すゴールや治療にかかる期間が異なるため、費用の考え方にも違いがあります。
子どもの矯正は、あごの成長を利用して歯が正しく並ぶ環境を整えることが主な目的で、成長段階に合わせて治療を進めるため、治療期間が長くなったり、段階的に治療を行ったりするケースがあります。
一方、大人の矯正は、すでに成長が終わった歯やあごに対して歯を動かし、歯並びやかみ合わせを整えることが目的です。
装置を使った治療が中心となるため、治療内容や期間が比較的明確で、治療開始から終了までをひとつの期間として考えることができます。
矯正費用で後悔しないための
確認ポイント

矯正費用で後悔しないためには、金額の大小だけで判断せず、料金の仕組みや支払い方法まで含めて確認することが重要です。
事前の確認が不十分なまま治療を始めてしまうと、想定外の追加費用が発生したり、支払いに負担を感じたりする原因になります。
まず確認したいのが、料金システムの内容です。トータルフィー制なのか、通院ごとに調整料が発生するのかによって、最終的な支払総額は大きく変わります。
提示されている金額に、検査料や保定装置の費用が含まれているかどうかも事前に確認しておくと安心です。
次に、支払い方法についても把握しておきましょう。
「一括払い」のみなのか、「分割払い」や「デンタルローン」に対応しているのかによって、月々の負担は異なります。
美しい歯並びを目指すためには、無理のない支払い計画を立てるのも重要です。
費用について疑問があれば、治療開始前に遠慮せず相談しましょう。
足利市、佐野市、太田市からの
矯正無料相談は
「歯科あべクリニック」へ

歯列矯正は、装置代だけでなく検査料や通院費、保定費用まで含めた総額での検討が大切です。
費用相場や料金システムの違いを理解し、治療内容と支払い計画を事前に確認することで、安心して矯正治療を検討できます。
矯正治療を始める前に、当院では現在の歯並びやお悩みを丁寧に確認し、治療計画書を作成しています。治療内容や期間だけでなく、矯正にかかる費用についても書面でご提示するため、総額を把握したうえで治療を検討できるのが特徴です。
また、矯正治療に関する無料相談を実施しており、専用のカウンセリングルームでお話を伺います。周囲を気にすることなく、費用や治療方法、期間についての不安や疑問をじっくりご相談いただけます。
費用や治療内容に十分ご納得いただいたうえで治療を開始できる体制を整えていますので、矯正を迷われている方も、まずは無料相談からお気軽にご利用ください。
インビザライン治療に関する重要な情報
インビザライン(マウスピース型矯正装置)は、医薬品医療機器等法上の未承認医療機器であり、米国アライン・テクノロジー社から輸入しています。国内には同等の承認医療機器はありませんが、米国FDAにて承認済みです。
治療に伴い、装着時の痛みや違和感、口腔内の傷、虫歯・歯周病リスクの増加、歯根吸収、歯髄壊死、顎関節症状の悪化、計画通りの結果が得られない場合、後戻り等が生じる可能性があります。稀にアレルギー反応や歯の脱落等の重篤な副作用が起こる場合があります。重度の歯周病や多数の未治療虫歯、顎関節に重篤な問題がある方は治療を受けることができません。
本治療は自由診療(保険適用外)であり、長時間の装着と口腔衛生管理の徹底が必要です。異常を感じた場合は速やかに受診してください。


