矯正歯科の選び方!チェックすべき8つのポイントを矯正歯科医が徹底解説
どこで矯正すればいいの?数ある矯正歯科の中から確認すべき8つのポイント
そして、重要なのはアフターフォロー
1. 担当矯正歯科医が十分な臨床経験を有しているか?
矯正歯科医を選ぶ際に、担当する歯科医が過去にどれだけの症例を行い、成功裏に治療を行ったかを確認することも重要です。
私が矯正治療に従事して20年以上が経過しました。専門教育の一環として、長年の臨床研修を受け、実際の患者との取り扱いや治療計画の立案など、実践的な経験を積むことができました。
当院では無料相談時に症例写真などをお見せすることでご確認いただけます。私はこれまで、表側ワイヤー矯正、裏側ワイヤー矯正、拡大プレート矯正、そして、今話題のマウスピース矯正とあらゆる矯正治療方法に携わってまいりました。デジタル化の技術が歯科の分野にも取り入れられることで、従来の方法よりも最適化された方法が考案されてきました。その一つがマウスピース矯正です。デジタル化は患者様側、歯科医師側の双方にメリットをもたらしたと感じます。また、マウスピース矯正だけでなく、従来からあるワイヤー矯正にもメリットを感じています。
2,「矯正診察日」がなくいつでも矯正治療が受けられるか
外部から矯正歯科医を委託している場合は「矯正診察日」という決まっており、その日程でのご通院が必要になります。患者様はその日程に合わせる必要があります。当院では、院長の私が矯正に携わっておりますため「矯正診察日」のように特定の日を設定しておりません。診療日は全て矯正治療が可能です。
そのメリットとしては、器具が痛い、装置が取れたなど、なにか緊急性のあった場合でもにすぐに対応することができます。
3,治療費用と医療費控除などの活用方法を親切に説明してくれるか
治療費の明確化は最も重要な一つだと考えます。当院では診断結果のご説明をプレゼンテーション形式にして、約30分のお時間をいただき、わかりやすく説明しております。また書面にて治療費総額をご提示しております。
また、お支払い方法に関しても、患者様に安心してご通院できるように配慮しております。その一つとしてデンタルローンを使用することで月々5200円~お支払い可能となります。さらに、国の制度である「医療費控除」を活用することで、矯正治療でもその対象となります。治療費負担が実質5%~軽減され、医療費控除は一年間(1月~12月)にかかった医療費や年間の総所得金額によって還付率が変動します。
4,無理なく通院のしやすい予約時間を確保できるか
矯正治療は年単位でかかる治療です。「通いたい時間帯に通えない」「痛みがあるのにかかれない」などの問題が生じることをしばしばあります。当院では矯正治療の通院頻度は基本的には、月1回となります。そのため先々のスケジュールが分かっているため、予約の先取りを行って対応しております。また痛みがあるなどの緊急時でも矯正歯科医である院長が対応可能です。
5,コミュニケーションが取りやすいか
治療技術が仮に素晴らしかったとしてもその医師が冷たかったり、患者さんの言うことを聞いてくれなかったら、やっぱり嫌だと思います。 その医師が同じ人間として信頼できるかどうかも、技術同様に大切なことだと考えます。
6,様々な矯正装置を提案してくれるか
患者ごとに優先したいことは様々です。「目立たない装置がいい」「できるだけ早く終わらせたい」「費用を抑えたい」などなど。当院では、小児専門矯正(顎顔面矯正)から大人のワイヤー矯正・マウスピース矯正まで対応しているので、どのようなニーズにでもおおむね対応が可能です。また、年齢により適した装置があります。例えば、成長期の時期でしかできない矯正治療もあります。また、前歯だけの部分矯正といった目立つ部分だけの矯正も行っています。どの範囲まで治すのか、いつから治すのか、どういう装置で治すのか、それらのご希望をお聞きした上で、最終的な装置を決定すべきであると考えております。
7,設備が整った清潔なクリニックか
院内設備は矯正診断を行うにあたり、とても重要なポイントになります。当院では、歯科用CT、口腔内スキャナー、矯正用規格写真、3Dシミュレーションなど、様々な設備が充実しております。それらを駆使して一人一人の患者様ごとの診査診断をおこなっております。そのため診断結果が出るまでに数週間のお時間を頂戴しております。
8,アフターフォローがしっかりしているか
矯正治療は歯がきれいに並んだら終わりではありません。生理的な現象の一つとして、マウスピース装置、ワイヤー装置に限らず矯正治療全般で治療後の「後戻り」という現象があります。「後戻り防止装置」を付けて数か月ごとにメンテナンスをすることで、最小限に抑えることはできます。また、当院では矯正治療だけでなく、むし歯治療から歯周病治療、セラミック治療などまで対応しているので、一つの歯科医院で、ほぼ全ての治療を完結することができます。矯正治療中は、装置の影響で磨きづらくなるので、一時的にむし歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、お口の環境を整えることが大切になってきます。ご自身での歯みがきだけでなく、定期的なメンテナンスを行いサポートしております。
そして、最も重要なポイントは、選択した矯正装置でうまく歯が動かなかったときに、別のアプローチ方法を持っているかということです。「マウスピース矯正専門」「ワイヤー矯正専門」などいろいろな専門性は重要ですが、第二、第三の矢を用意しておくことは安心感にもつながります。
永久歯の矯正歯科を選ぶときによくある質問
矯正歯科・一般歯科・審美歯科の違いは?
- 矯正歯科
- 矯正歯科は、歯並びや顎の不正咬合を改善するための専門分野です。
- 矯正歯科医は、マウスピースやワイヤーなどの装置を使って、歯の位置や咬合を修正します。
- 主な治療対象は、歯並びの乱れ、出っ歯、受け口、噛み合わせの不良、顎の位置の異常などです。
- 治療期間は個々の症例によって異なりますが、通常は数ヶ月から数年かかることがあります。
- 一般歯科:
- 一般歯科は、口腔全般の健康管理や一般的な歯科処置を行う分野です。
- 一般歯科医は、虫歯の治療、歯のクリーニング、歯周病の治療、歯の抜歯、詰め物の施術などを行います。
- 予防歯科も一般歯科の一部であり、定期的な歯のクリーニングや歯周ポケットの検査などが含まれます。
- 審美歯科:
- 審美歯科は、歯や口の美しさや外観を向上させるための分野です。
- 主な治療内容は、歯のホワイトニング、セラミック・ベニア、審美的な詰め物、インプラントなどがあります。
- 機能面だけでなく、外見や美しさも重視し、患者の笑顔や自信を向上させることを目指します。
これらの分野は、それぞれ異なる治療やアプローチを提供し、患者のニーズや希望に応じて適切な治療を行います。また、それぞれの分野は専門的なトレーニングと知識が必要であり、歯科医や歯科衛生士がそれぞれの分野でスペシャリストとして活躍しています。
歯並び無料相談のときはどのようなことを聞いておくべきか?
当院では歯並び無料相談を受けていただく際には、効果的な情報提供することが重要だと考えております。以下は、無料相談時に確認しておくべきポイントのリストですが、患者様の状況やニーズに応じて適宜調整する必要があると考えております。
- どのような歯並びでお悩みか(ニーズの確認):患者様ののお悩みや心配事について具体的な情報を収集します。そのお悩みが何か、いつから気にしているか、それによりどのような影響があるかを伺います。
- 目標設定:患者様が達成したい目標や望んでいる結果について明確にします。その目標が具体的かつ実現可能かどうかをお伝えします。
- 現在の歯並びの状況:患者様の現在の口腔内の状況や背景情報を把握します。これには、患者様の過去の治療歴や遺伝的な問題などの情報などが含まれます。
- 治療例の提示:矯正治療を行うにあたり、ご希望の目標達成のために過去に当院で行った治療例をご参照いただきます。それを踏まえて患者様ごとの個別の治療方法をご提案します。
- メリットデメリット:歯並びの問題解決や目標達成に影響を与える可能性のあるメリットデメリットについて明確にします。治療期間、治療費、技術的な制約などを考慮します。
- 期待値と希望:メリットデメリットをお伝えしたうえで、患者様が無料相談から感じられた期待値や希望について確認します。その結果により、具体的にどのような治療法が適しているか、どのようなサポートが必要かをお伝えします。
- 次のステップ:無料相談の結果として、もし具体的に治療を進められる場合は、治療開始までの次のステップを明確にします。必要な資料や歯の情報があればご提示していただきます。
- 感謝とフィードバック:最後に、患者様を受けていただいた感想を伺います。これにより、相談内容の改善や患者様の満足度向上に役立つ情報を得ることができます。
これらのポイントを踏まえながら、患者様のニーズに合った具体的なアドバイスやサポートを提供することが重要であると心掛けております。
別の矯正歯科で「抜歯矯正」を提案され、当院で「非抜歯矯正」治療をはじめた例
症例:15歳女性
前歯がガタガタしていて見た目に気になる。磨きづらい。他院で矯正相談した結果、上の歯を2本抜歯して歯を並べる方法を提案された。ご本人、お母様ともに「大事な歯を抜きたくない」とうことで当院を受診されました。
当院にて、拡大装置とワイヤー装置にて抜歯をせずに歯並びがきれになりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「矯正歯科の選び方!チェックすべき8つのポイントを矯正歯科医が徹底解説」をテーマにまとめてみました。以下、おさらいをすると・・・
- 臨床経験: 矯正歯科医は、歯科大学を卒業し、さらに矯正歯科の専門の教育を受けている必要があります。学会に所属し、専門の認定プログラムを完了していると安心と言えるでしょう。アフターフォローの点で最も重要なポイントは、選択した矯正装置でうまく歯が動かなかったときに、別のアプローチ方法を持っているかということです。「マウスピース矯正専門」「ワイヤー矯正専門」などいろいろな専門性は重要ですが、第二、第三の矢を用意しておくことは安心感にもつながります。
- 実績と治療例の: 矯正歯科医の実績も重要です。これには、過去にどれだけの症例を治療したか、どのような種類の矯正治療を行ってきたか、治療成果や成功事例が含まれます。クリニックのウェブサイトや資料、または矯正歯科医に直接質問することで、これらの情報を入手できます。
- 評価: 他の患者の評価を参考にすることも役立ちます。患者の体験談や評価は、その矯正歯科医の実力や対応力を知るうえで有益な情報源となります。
- 無料相談の価値: 矯正治療を受ける前に、無料相談を利用して、担当矯正歯科医と直接話し合うことが重要です。この際に、医師の経験やアプローチについて質問し、自分自身で判断することができます。
これらの方法を組み合わせて、矯正歯科医が十分な臨床経験を有しているかどうかを判断することができます。
まずは無料相談をしてみよう
まずは知ってほしい。「正しい情報提供」を目的とした無料相談。
「矯正ってどんな治療なの?」「私の場合はどうやって治るの?」「治療にはいくらかかるの?」など、わからないことや不安はいろいろあると思います。また「相談をしたら治療をすすめなきゃいけないのかな?」と思っている方もいらっしゃると思います。
当院の無料相談は、過去に1000名以上の方が受けられており、そのすべての方が治療を受けているわけではありません。
当院の無料相談の位置づけは、あくまで「矯正治療の正しい情報提供」を目的としております。
その場で何かを決めていただいたり、治療をお勧めすることはありませんので、気軽にお受けいただけます。またセカンドオピニオンとしての相談も承っております。