不正咬合の種類

不正咬合の種類

冒頭文章
冒頭の文章

不正咬合(ふせいこうごう)は、歯並びや咬み合わせに異常がある状態のことを言い、お口のだけでなく全身の健康に悪影響を与えます。
例えば、不正咬合だと口の中の環境の悪化によりむし歯や歯周病になると食事がしっかりできずに体調を崩しやすくなります。

むし歯・歯周病
見た目改善・笑顔に自信イラスト

しかし、不正咬合は矯正治療することで改善することができます。
治療によって、噛む力やお口の衛生環境が改善され、全身の健康にも良い影響を与えることができます。
また、治療によって見た目が改善することで、笑顔に自信が持てることで心身ともに良い影響があると考えております。

出っ歯(上顎前突:じょうがくぜんとつ)

上顎前突

上顎前突2

症状

上の歯が前に出ている状態のことを言い、いわゆる「出っ歯」です。上顎前突は口呼吸にも深い関係があります。
上顎前突の場合、上下の唇が閉じづらく、お顔立ちの見た目にも悪影響を与えます。主な状態は上顎の過度な成長、もしくは下顎の成長不足が挙げられます。
全身の健康面では、鼻炎や鼻アレルギーなどの鼻疾患を持ち、口呼吸となっている子によく見られます。

原因

主に日々の習慣が原因となる事が多いです。指しゃぶりや下唇を噛むクセ、習慣的なうつ伏せ寝などがあります。また、遺伝的な影響もあります。

治療法

当院では、患者様の年齢に応じて適した治療を行っております。出っ歯になっていたとしても小児期に治療を行うことで、骨格から美しく改善することができます。
また成人においては、重度の上顎と下顎の成長のアンバランスが大きい場合には口腔外科での治療が必要になる場合があるので、大きな病院で治療を受ける必要があります。
しっかりと綺麗なお口にするために上顎前突に不安を覚える場合には、一度矯正医に相談しましょう。

受け口(下顎前突:かがくぜんとつ)

下顎前突

下顎前突2

症状

前歯の噛み合わせが逆になっている状態。「受け口」や「しゃくれ」とも言われます。
下の前歯が上の歯よりも前にある状態で、下あごが上あごの成長の邪魔をして、いわゆる「しゃくれ」になってしまうこともあり、その場合はお顔立ちに影響が出ます。見た目に口を閉じた時にあごがしゃくれています。
また、機能面では奥歯でしっかり噛めないので、嚙みづらい、食事に時間がかかる。活舌が悪く喋っている言葉が聞き取りづらいなどの症状があります。

原因

受け口の原因は「遺伝的なもの」が最も多くなっております。ご家族で受け口の方はいらっしゃいますか?そして「骨格が原因」の場合と「歯が原因」の2パターンがあります。

・骨が原因となる時

骨が原因で受け口になるのは遺伝的な要因が大きく、家族でお顔立ちが似るように受け口になってしまいます。 このような原因が予測される場合には、小児期において下顎の成長を抑えるような装置を使ってお顔のバランスを取りながら治療を進めて行きます。 また、2次成長期にて骨格的影響が大きい場合は外科手術の適用になることもあります。 

・歯が原因となる時

歯が原因で受け口になっている場合は、主に、上の前歯が内側に傾いている、もしくは下の前歯が表側に傾いている場合です。 下の前歯を舌で押してしまう事が原因で、歯が前方に押し出されてしまい、受け口になってしまいます。

治療法

当院では、患者様の年齢に応じて適した治療を行っております。受け口の場合、早い子では5歳から治療を開始しております。そうすることで骨格から美しく改善することができます。 また成人においては、下顎の成長が大きい場合には口腔外科での手術が必要になる場合があります。 骨格から美しくするために下顎前突に不安がある場合には、一度矯正医に相談しましょう。

すきっ歯(空隙歯列:くうげきしれつ)

空隙歯列

空隙歯列2

症状

歯と歯の間にすき間が空いている状態。 専門的には空隙歯列(くうげきしれつ)と呼ばれています。

原因

すきっ歯の1番の原因は、歯のサイズが平均よりも小さい場合、または生まれつきの歯の本数が少ない(先天性欠損)場合です。 また舌が前歯を押す癖があり、それによって歯と歯の間が開いていることもあります。 一般的な歯の本数というのは永久歯は28本(上あご14本、下あご14本)、乳歯は20本(上あご10本、下あご10本)というのが正常です。 しかし、最近は生まれつき歯がない人が増えております。主な場所としては上あごの前から2番目の歯がなかったり、下あごの5番目の歯がないことも多いです。 必要な本数がたらなことでスペースが余ってしまい、結果的に歯と歯の間にすき間が生じてしまいます。

治療法

通常はワイヤー装置を付けて、歯と歯を近づけるように動かします。もし舌の癖がある場合は、癖を治すトレーニングが必要になります。

ガタガタ・デコボコ(叢生:そうせい)

叢生

叢生2

症状

前歯がガタガタしている状態。 歯並びが悪い場所の歯磨きが上手く出来ないので、磨き残しがあり、将来的にむし歯や歯肉炎、状態が悪化して歯周病まで深刻すると、歯を失うことになってしまいます。 日本人特有の「八重歯(やえば)」もこの分類に含まれます。

原因

原因としては、遺伝的な影響を受けて歯の大きさと顎の大きさがアンバランスになっていることです。小さいあごに大きな歯が存在する状態。 また、本来乳歯が抜ける時期よりも早く抜けてしまうと、その下の永久歯が生えるスペースがなくなりガタガタの原因になる事もあります。

治療法

小児期では小さいあごを正常な大きさに改善する方法を用います。あごの成長が完了している成人の場合は、歯を削ったり、場合によっては歯を抜いたりして歯が並ぶスペースを確保します。

前歯が噛んでいない(開咬:かいこう)

開咬

開咬2

症状

奥歯では噛んでいるが、前歯が噛み合わない状態。 奥歯は噛み合っていても、前歯が開いている状態です。​なので、ラーメンやハンバーガーを咬み切ることができません。 また、サ行、タ行など発音にも影響が出て「舌ったらず」になることもあります。

原因

舌を前に突き出す癖や重度の指しゃぶりが原因になります。

治療法

当院では、患者様の年齢に応じて適した治療を行っております。開口になっていたとしても小児期に治療を行うことで、骨格から美しく改善することができます。 成人においては、上顎と下顎の骨格的なアンバランスが大きい場合には口腔外科での治療が必要になる場合があります。 また、開口において最も注意が必要なのは、治療後の「後戻り」です。舌の癖が残ったままだと、せっかく治した歯並びが元に戻ってしまうことがあるので、舌のトレーニングを併用します。

噛み合わせがすれ違っている(交叉咬合:こうさこうごう)

交叉咬合

交叉咬合2

症状

奥歯の噛み合わせがすれ違ってしまい、しっかり噛めない状態。 「交叉咬合」というのはあまり聞き慣れないワードだと思います。 もし交叉咬合になってしまうと顎が左右どちらたにズレて、奥歯でものが噛めなくなります。 また、もっとも注意したいのが、小児期の交叉咬合です。あごの左右へのズレによりお顔の形が変形したり、歯の生えてくる方向が悪くなってしまいます。

治療法

当院では、患者様の年齢に応じて適した治療を行っております。小児期に治療を行うことで、左右へのズレを骨格から改善することができます。 また成人においては、下顎の左右へのズレが大きい場合には口腔外科での治療が必要になる場合があります。 しっかりと綺麗なお口にするために交叉咬合の場合には、一度矯正医に相談しましょう。 一度あごの変形が起こってしまうと、それを治すために外科的治療が必要になることがあります。 小児期にしっかりと治療することが大事で、顔の歪みの原因にもなるので早めの治療が肝心です。

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