なぜ歯並び治療が必要なの?
提供するのは「心からの明るい笑顔」
歯並び治療の目的は、ガタガタに並んでいる歯やズレたあごの位置を正しく整えることで、美しい歯ならびや正常な咬み合わせ、さらにはトータルバランスのとれた口元にすることです。
歯並びが良くなると歯を磨きやすくなるだけでなく、食べ物をきちんと咬むことができるので、お口の中の健康はもちろん、消化吸収を助け、全身の健康にも良い影響を与えます。
美しくきれいな白い歯で、その人本来の健康と「自信にあふれた明るい笑顔」こそが矯正治療の大きな目的の一つだと考えております。
大人になっても矯正治療は可能です。基本的に年齢の制限はありません。
ただし、むし歯や歯周病があると、先にそちらの治療を先に行い、かみ合わせのために、元々かぶっていたかぶせ物を作り直したり、仮歯に置き換える必要があることもあります。
また、子どもと違い、上下の顎の成長をコントロールするような治療法は使えませんので、場合によっては数本の歯を抜歯することでスペースを作り、歯を並ぶスペースを作ることもあります。
治療期間は程度にもよりますが、部分的なもので 半年ほど、全体的なもので1年から3年ほどかかる場合もあります。その間の来院は装置がついたら、およそ1か月に1回のペースでご来院いただきます。
それぞれの矯正装置についてはこちらから
目立たない透明マウスピース矯正
当院は、インビザライン(Invisalign)という、世界中で800万人以上の
治療実績がある信頼度の高いマウスピース矯正治療法を採用しております。
マウスピース矯正装置インビザライン(Invisalign)とは?
インビザライン(Invisalign)は、世界中で800万人以上の治療実績がある信頼度の高いマウスピース矯正です。
オーダーメイドで製作する薄い透明なマウスピース型装置のため、装着していても周囲から気づかれることはほとんどありません。
従来の金属製のワイヤー矯正(表側矯正)のように「人前で笑うのが恥ずかしい」「ご飯を食べるときの口元が気になる」
といったネガティブなイメージを気にする必要がないため、いつも笑顔を見せることができます。
見た目が気になる方はもちろんのこと、むし歯や歯周病になりやすい方、金属アレルギーのある方におすすめの矯正法です。
矯正診療は院長が対応。
矯正治療歴20年の経験と実績
院長が矯正治療に従事して20年が経過しました。
その間、表側ワイヤー矯正、裏側ワイヤー矯正、拡大プレート矯正、マウスピース矯正とあらゆる矯正治療方法に携わってまいりました。
その中で、デジタル化の技術が歯科の分野にも取り入れられることで、従来の方法よりも最適化された方法が考案されてきました。その一つがインビザラインです。デジタル化は患者様側、歯科医師側の双方にメリットをもたらしたと感じます。そして、その技術をどのように生かすかがとても重要なポイントだと思います。
院長による痛みの少ない
正確な3D設計技術
マウスピース矯正を始めるにあたり、歯のデータを3Dカメラでスキャンします。
そのデータを元に3Dシミュレーションによる治療計画を立てます。
当院の3Dシミュレーションは、すべて院長が行っており、正確に歯の距離を動かすように設計しているので、他の矯正治療よりも痛みが少ないのが特徴です。
しかし、一人ひとりの治療計画に時間を要するため、少々診断にはお時間をいただいておりますことをご理解ください。
大切な歯を抜かずにキレイに並べる。抜歯は最小限に。
当院では、できる限り大切な歯を抜かない矯正治療を心がけています。
ガタガタの歯並びの場合、歯が並ぶスペースが足りないことが原因で歯並びが悪くなっていることが考えられます。
その状態から治療するためには、スペース確保のため、どうしても抜歯が必要になることがあります。患者様の中には、歯並びをきれいにするためであっても、できるだけ健康な歯を抜きたくないと考えている方もいらっしゃいます。そのため、3Dシミュレーションにて、スペース確保のため「歯並びの拡大」や「奥歯を後ろに動かす」などの対策をします。
そして、最終的には「抜いた治療案」と「抜かない治療案」の2つの案をご用意し、それぞれのメリット・デメリットをお伝えしてから、患者様と相談の上、治療計画の決定をしております。
マウスピース矯正からワイヤー矯正まで。あらゆるニーズに対応可能。
当院でははじめに、患者様からのヒアリングを実施します。
歯並びの気になるところ、不安に感じていること、ご希望の治療期間や費用など。患者様によってニーズは様々です。そのうえで、まず歯並びやかみ合わせを確認し、院長からカウンセリングを行います。
内容としては、マウスピース矯正であるインビザライン治療の概要、治療期間や費用などの目安をご説明いたします。そして、他の治療法(ワイヤー矯正)との比較対象となる治療法のお話もします。
不安や疑問に思われることは、遠慮なくご質問ください。
精密診断&治療のための
矯正治療専用レントゲン完備
矯正治療は診断がとても重要です。そして、矯正治療はとても繊細な作業を伴います。口の中というのは肉眼で見ることのできない部分が多いので歯の内部や歯根の部分の診査にレントゲン撮影が必要になってきます。
当院では、歯科用CTスキャンとセファログラム(頭部X線規格写真)という専用装置を完備しており、顔面、頭部のレントゲン写真を撮影して分析・診断をすることが可能です。
CTスキャンでは、歯の位置を三次元的に解析することが可能になり、現在の歯の位置から最終的な位置へ移動する診断をする際に有益な情報となります。
セファログラムでは「上下のあごの大きさとそのズレ」「あごの骨の形」「歯の生える角度」「口元のバランス」などについて診断することができます。
来院時に歯の定期クリーニング
当院では、矯正治療中でも、お口の中は「予防」が必要不可欠だと考えます。
なぜなら、むし歯や歯周病といった歯の病気は、歯そのものを失ってしまう危険性が非常に高いからです。
歯は一度失ってしまうと、二度と元には戻りません。また、メンテナンスをきちんと受けることにより、確実にその効果を実感することができます。
ですので、矯正治療中でもそのメンテナンスはしっかり行っております。
歯が並ぶことが目的ではなく、総合歯科クリニックの私たちのの最終目標は「一生自分の歯でおいしく食事ができるようにお口の良い状態を維持し、より健康な生活を送ること」です。
確実に歯が動く表側ワイヤー矯正(セラミックブラケット使用)
当院の表側ワイヤー矯正装置は、歯の色に近い透明度の高いセラミックブラケットを
用いており、なるべく目立たない装置を使用しております。
全体矯正でも歯の動きが早い
従来のワイヤー矯正治療の治療期間がどれくらいかご存知ですか? 一般的に平均で3年間と言われています。
当院では、歯の動かし方や使用する装置などにより平均的な治療期間は1年~2年となっております。
矯正の治療期間には治療開始年齢も非常に深く関係しますが、中学生~大学入学時(20歳前後まで)なら約80%の方が短期間で治療可能となります。
また、20歳以上で治療に1年以上かかる場合でも、従来方法よりも短期間で治療が可能になります。
痛みが最小限に抑えられる
矯正治療には、その治療内容によってはどうしても歯の痛みが伴ってしまいます。
最新の矯正システムを導入することで矯正治療時に伴う歯の痛みが大幅に減りました。
今までは矯正治療において強い痛みが出ることは「仕方がないこと」とされてきました。この痛みを軽減する様々な試みがなされてきましたが、根本的な解決はされていませんでした。
矯正治療で痛みが出る一つの原因は、歯の移動のために強い力が必要だったということがあります。当院の矯正システムは矯正治療に使う力をできるだけ小さくしています。
従来に比較して半分くらいの力で歯を動かすことが可能になりました。そのため矯正治療時の痛みを最小限に減らすことができます。
痛みを客観的に測定することは難しいのですが、新システム導入前後を比較して、患者様から痛みの訴えは減っています。
精密な矯正治療診断
矯正治療は診断がとても重要です。矯正治療はとても繊細な作業を伴います。口の中というのは肉眼で見ることのできない部分が多いので歯の内部や歯根の部分の診査にレントゲン撮影が必要になってきます。
矯正歯科が一般の歯科のレントゲンと違うところは、セファログラム(頭部X線規格写真)というものを使って、顔面、頭部のレントゲン写真を撮影して分析・診断をすることです。セファログラムでは、「上下のあごの大きさとそのズレ」、「あごの骨の形」、「歯の生える角度」、「口元のバランス」などについて診断することができます。
術前シミュレーション模型の作製
通常、一般的なワイヤー矯正では、治療をはじめる前に治療後の歯並びの状態を確認することはできません。
つまり、「歯並びが良くなる」というイメージだけで、治療を開始することになります。
ここで一つの問題は、患者様が求める「キレイな歯並び」と、歯科医師側が「提供する歯並び」にギャップが生じていないかということです。
そのため当院では、全体矯正治療をスタートする前に3Dシミュレーションを実現するために歯型を加工して治療後の歯並びを確認していただけます。
患者様のイメージする治療後の仕上がりと、我々歯科医師側のイメージをすり合わせするためにも、このシミュレーション加工はとても大事な治療工程になります。
また、このシミュレーション加工は、完成までに数週間程度のお時間のかかる作業になりますことをご理解ください。
目立ちにくいセラミックブラケットを使用
ブラケットというのは、歯の1本1本に接着する小さな四角い装置のことです。ブラケットにはいくつか種類があり、金属製、セラミック製、プラスチック製のものがあります。当院ではセラミック製ブラケットのみを使用しております。
その理由としては、セラミックは長期的に変色しづらい素材であること。透明感があり目立ちにくい色味であること。ワイヤーとの摩擦が少なくなり、あの動きがスピーディーになること。です。
ワイヤーが金属色のものであっても、ブラケットが白いだけでかなり目立ちにくくなります。
治療効率を上げる矯正用アンカースクリューを使用
矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療とは、通常のワイヤー矯正と併用して、歯を動かす時の確実な支えになる非常に有効な最新の治療法です。当院では治療オプションの一つとして、この治療方法をご提示することができます。
従来の矯正治療では『動かしたい歯を動かし、動かしたくない歯を動かさない』ために、症例によっては「矯正用ヘッドギア」と呼ばれるお顔に装着する装置をご自宅で使用して頂く必要がありました。
アンカースクリューを使用することで、治療難易度の高い抜歯症例において、歯を確実に移動するための固定源として用いられます。
目立たず短期間で仕上げる部分裏側ワイヤー矯正
1~2本のわずかな歯並びの乱れなど、気になる部分だけを目立たずにプチ矯正できます。
歯の裏側に装置を付けるので目立たない
歯を動かすための装置やワイヤーが歯の裏側に付くので、見た目には矯正をしていることがほとんど分かりません。
世の中にある矯正器具で最も目立たない方法ですが、デメリットとして歯の裏側に装置があるため、舌が装置を触り、違和感を強く感じることがあります。
治療費を最小限に抑えることができる
全体矯正と比べると、器具の装着範囲が部分的なので、その分、かかる費用を抑えることができます。 しかし、部分矯正は前歯だけを治す治療ですので、お口の状況により適用外となる症例があります。
・前歯のガタガタ具合が強い場合
・かみ合わせのバランスが悪い場合
・重度の出っ歯 など
このような場合は部分矯正の適用外となってしまい、全体矯正の対象となります。詳しくは一度ご相談ください。
治療期間が短くできる
前歯は奥歯に比べて、歯の根が細く短いので動きやすく、また部分矯正は前歯のみ動かしますので、全体矯正と比べて短期間で治療できます。
しかし、部分矯正は前歯だけを治す治療ですので、かみ合わせのバランスの改善や奥歯の歯並びは治りきらないなどのデメリットもあります。
日々の歯磨きケアがしやすい
一般的に、歯に器具を装着すると、食事の際に食べカスがはさまったりするので、その分毎日の歯磨きに時間がかかりますが 部分矯正は装置を前歯の一部分に装着するだけなので、全体矯正と比べて日々の歯磨きケアがしやすくなります。
矯正治療が完了した後に用いる後戻りを防ぐための装置です。
数種類のタイプがあり、かみ合わせの状態やライフスタイルに合わせて選択します。
保定の必要性
矯正治療後の歯並びは、非常に不安定な状態です。その理由としては、
1.歯の移動によって歯肉や骨が再生し安定するまでは時間がかかる。
2.矯正治療後の歯の位置は不安定になっていることが多く、治療後に元に戻ろうとする。
3.歯並びを取り囲む口の周りの筋肉や舌が矯正治療後の歯を動かすこともある。
このような理由により、歯が元にあった位置に戻ろうとすることを「後戻り」と呼びます。
その後戻りを防止するため、保定装置(リテーナー)を入れることは、 矯正治療により歯が理想的な位置に移動し、その位置を維持することを目的とした「治療」としての一つとして考えられております。
そして、保定の期間は長ければ長いほど良いとされており、研究論文などでも具体的な期間は示されておりません。
矯正治療の流れ
不正咬合の種類
矯正治療メニュー
矯正歯科治療に伴うリスクや副作用について(医療機関ホームページガイドラインに基づく)
01.治療開始直後は矯正装置による違和感や痛みなどがあります。通常は数週間で慣れることが多いです。
02.歯の動き方には個人差がありますので、予想された治療期間が延長する可能性があります。
03.矯正装置の使用、管理、定期的な通院など、矯正治療には患者さんの協力が治療結果や治療期間に影響します。
04.治療中は、むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が発見されることもあります。
05. 歯を動かすことにより歯根吸収が生じて歯の根が短くなることがあります。また、歯ぐきが下がり歯が長くなることがあります。
06.ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
07.ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
08.治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。アレルギーの疑いがある方は事前に皮膚科にてアレルギーテストをお受けいただきます。
09.治療中に「あごの関節が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
10.治療途中に状況が変わり、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
11.歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
12.ごくまれに矯正装置を誤飲する可能性があります。
13.矯正装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
14.治療終了後、リテーナーをご使用いただいていても、少なからず後戻りが生じます。
15.治療終了後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
16.10代のあごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化することがあります。特に遺伝性の反対咬合(受け口)は第2次成長期に身長の伸びに伴い受け口が顕著になることがあります。その場合は外科手術を検討することもあります。
17.治療後に親知らずの影響で歯並びが変化することがあります。加齢や歯周病により歯を支えている骨が弱くなるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
18.矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。