治すのは歯並びだけではない
こども本来の成長発育を考えた矯正治療法。
治すのは歯並びだけではない。
口呼吸を鼻呼吸へ。
さらにはお顔立ちや姿勢にも
変化が期待できます。
こども本来の成長発育を考えた矯正治療法。
治すのは歯並びだけではない。口呼吸を鼻呼吸へ。
さらにはお顔立ちや姿勢にも変化が期待できます。
私が顎顔面矯正を始めた理由は、歯科医として、子供たちに、歯並びだけの改善ではなく、
「健康な体」で明るい未来を迎える手助けができればと思っていたからです。
以前は床矯正(プレート矯正)、マウスピース型矯正などを小児矯正の一環として行っていましたが、子を持つ父親として、我が子にその治療を積極的にしたいか?とふと考えたとき答えは正直…「NO」でした。
しかし、当時はこの矯正治療方法しかなかったのも事実で、やらないよりはやった方が歯並びの改善効果がありました。
そこで、見た目だけではなく、根本を改善し、少しでも健康な未来に導いてあげたいと思い、出会った治療法が「顎顔面矯正」でした。
「子供に健康でいてほしい」そう思う親心は、ご家族の方全員の願いではないでしょうか?
私も同じ気持ちです。子を持つ父親ですから当院に通院しているお子様にも当然同じ気持ちで診療にあたっています。顎顔面矯正は骨格の根本的な改善を行い、鼻アレルギーなどの合併症の症状を生活しやすいレベルに導くことができる根本矯正法だと考えております。
また、矯正治療は保険がきかずに高額なイメージがあると思います。それもその通りだと思います。
しかし、子供の成長は待ってくれません。それを考えると、「今しかできない治療」があります。だからこそ、わかりやすいカウンセリングを心がけ、治療の特性をしっかりお伝えし、
その上で治療の希望をご判断いただきたいと思っております。
私が顎顔面矯正を始めた理由は、歯科医として、子供たちに、歯並びだけの改善ではなく、
「健康な体」で明るい未来を迎える手助けができればと思っていたからです。
以前は床矯正(プレート矯正)、マウスピース型矯正などを小児矯正の一環として行っていましたが、
子を持つ父親として、我が子にその治療を積極的にしたいか?とふと考えたとき答えは正直…「NO」でした。
しかし、当時はこの矯正治療方法しかなかったのも事実で、やらないよりはやった方が歯並びの改善効果がありました。
そこで、見た目だけではなく、根本を改善し、少しでも健康な未来に導いてあげたいと思い、出会った治療法が「顎顔面矯正」でした。
「子供に健康でいてほしい」そう思う親心は、ご家族の方全員の願いではないでしょうか?
私も同じ気持ちです。子を持つ父親ですから当院に通院しているお子様にも当然同じ気持ちで診療にあたっています。顎顔面矯正は骨格の根本的な改善を行い、鼻アレルギーなどの合併症の症状を生活しやすいレベルに導くことができる根本矯正法だと考えております。
また、矯正治療は保険がきかずに高額なイメージがあると思います。それもその通りだと思います。
しかし、子供の成長は待ってくれません。それを考えると、「今しかできない治療」があります。
だからこそ、わかりやすいカウンセリングを心がけ、治療の特性をしっかりお伝えし、
その上で治療の希望をご判断いただきたいと思っております。
治療開始は5~7歳が理想的
上顎と下顎の成長は、そもそも発育のピークを迎える時期が全く異なっており、身長の伸びとともに比較的ゆったり発育する下顎に対し、上顎は5~7歳をピークに10~12歳でほぼ成長が完了してしまいます。
上顎は脳・脊椎など神経系の発育に準じて、成長が早い時期に終了を迎えるのです。 そのため、早期治療(1期治療)として顎顔面矯正を行うのであれば、できるだけ低年齢から、理想は5~7歳位(遅くても10歳前後まで)に治療を開始することをおすすめしております。 特に、下顎前突(いわゆる受け口)は、そのまま加療しなければ年々悪化の一途をたどるケースが多く、早めに(5歳から)治療を開始し、骨格のアンバランスな成長を最小限にとどめるのが望ましいと言えるでしょう。 早期の顎顔面矯正は、正常な機能と発育を一刻も早く取り戻す、まさに「不正咬合の芽を摘む治療」なのです。
子どもの矯正治療は
タイミングが大切!
子どもの矯正治療はタイミングが大切!
子どもは日々成長をしています。
身長が伸びているということは、あごの骨も大きくなっているということです。
つまり、そのあごの骨の成長期(体の成長も含めて)を確認し、矯正治療のスタートを合わせることが大切です。
なぜなら、この時期を逃してしまうと、骨が硬くなってしまうので、あごの骨を大きくすることができず、どこかの歯を抜いて並べたり、場合によってはあごの骨を外科的に手術する可能性が生じてきます。
いつ始めるかによって治療方法が異なり、最終的には治療結果に大きな差が生じます。
一般的に、「成長期」の前後で、「第一期矯正治療」と「第二期矯正治療」の2ステージに分けて治療を行います。
「子どもの矯正治療は早いほうがいい」といわれますが、早ければ早いほど良いというわけでなく、ポイントは「永久歯が生え始めてから」が治療開始に最適な時期となります。
治療初期は違和感、圧迫感を
感じます。
治療初期は違和感、圧迫感を感じます。
装置を装着してから3~7日は装置に対する違和感や圧迫感があります。痛みに関しては個人差がありますが、むし歯のようなズキズキとした痛みはありません。また、上あごの内側に装置が入りますので、しゃべりずらさや、食べずづらさも多少感じることがあります。しかし長くても1週間で慣れますのでご安心ください。
顎顔面矯正の5つの特徴
歯を抜かずにきれいな歯並び・理想的な骨格にすることができる
「成長の余力」があるからこそ、できる治療
イラストのような状態にある歯並びにおいて、もしきれいに並べるとしたら、
①どこかの歯を抜いて並べる(対象:成人矯正治療)
②座る長椅子全体を大きくする(対象:小児矯正治療)
のどちらかが必要になります。
一般的に成人矯正においては、1.を選択することが多いです。なぜなら、成人ではすで骨の成長が完了しており、あごの骨を大きくすることが困難だからです。
小児矯正治療(顎顔面矯正)では、2.を選択することができます。子どもには「骨の成長」という余力が十分にあります。それを有効活用することであごの骨も広げていきます。その結果、左のような状態にでき「本来並ぶべき全ての永久歯をあごの骨の中にきれいに収める」ことが可能になります。
上下のあごの位置関係を良好にすることができる
歯を抜かずに、小さいあごを治す。
小児期における歯並び治療は、歯の生え変わりや、あごの骨の成長を有効利用する事のできる時期です。この時期に適切に歯並び治療を始めることにより、得られるメリットは本当にたくさんあります。
顎顔面矯正治療は、歯並びだけではなく、かみ合わせまでを考慮した治療法です。歯並びをきれいにするだけでなく、あごの正しい発達がみられることで、出っ歯や受け口など上下のあごの位置関係の異常を正常に改善します。また、成長期の子どもに上下のかみ合わせの悪さが見られる場合、上あごの成長不足が挙げられます。成人ではあごの成長は完了してますので、あごの骨を広げることができず、歯が並ぶスペースを確保するため、仕方なく歯を抜き、ワイヤーで歯を並べます。また場合によっては外科手術を伴うこともあります。しかし、成長期にあるお子様では顎顔面矯正によって、そのリスクを最小限に抑えることが可能になります。
お口ポカンの口呼吸を、本来の鼻呼吸に改善することが期待できる
口呼吸を鼻呼吸へ改善。さらにはお顔立ちや姿勢にも変化が期待できます。
顎顔面矯正治療では、きれいな歯並びだけでなく、鼻症状の改善も期待できます。上あごの骨が広がると、狭まっていた鼻腔や気道も広がり、口で呼吸しやすくなります。その結果、鼻づまり、いびきの軽減も期待できます。顎顔面矯正治療の目的は、あご全体のバランスを改善することで、生体の正常な機能や発育を獲得することです。
そして、見た目に関しては、お顔のバランスが整います。
理由は上あごと下あごの前後的な位置が良くなるからです。つまりお顔を横から見た時に、横顔のあごのラインがきれいになるのです。
また、歯並びが悪い子どもの中には、下あごが後ろにさがっている子どもも多く、下あごを前に移動してあげることにより、気道が広がりぜん息の改善も期待できます。さらに上下のあごが大きくなりますので、舌が動きやすくなり、滑舌も良くなります。実は、上下のあごのバランスはお顔のきれいさを決める重要な要因の一つになっています。
さらには、噛み合わせや呼吸が良くなるので、背筋がピンとなり「からだ」の姿勢も良くなります。子供さんの長い人生にとってすごく役に立つ治療法です。
顎顔面矯正は「歯を抜かずに治す」ので、大人になってから治すよりもずっとキレイになります。
矯正治療後の後戻りが生じづらくなる
矯正治療完了後に装置をはずすと、歯は元のガタガタの状態に戻ろうとします。それを「後戻り(あともどり)」と呼びます。成人矯正ではこの後戻りを防ぐため、あらゆる方法で歯を固定します。小児期に矯正治療を行いその後骨格の成長が終わることで、歯が良い位置に安定し、顎の成長をバランスよく保つ事により、後戻りを最小限に抑えることができます。
生えたままのきれいな歯の形を維持できる
歯並びの悪いまま永久歯が生えてしまうとその状態で食事や歯ぎしりをすることで、予期せぬところで歯と歯がぶつかり、変な形に歯がすり減ってしまいます。これを「咬耗(こうもう)」と呼びます。早期に歯並びを治すことで、生え変わりの時期の悪いかみ合わせを原因とする極端な歯のすり減りや、あごへの負担を減少させます。
「急速拡大装置」
(きゅうそくかくだいそうち)
「急速拡大装置」(きゅうそくかくだいそうち)
顎顔面矯正では「急速拡大装置」という特殊な装置を使い、歯だけでなくあご全体を理想的な大きさに矯正します。
あごの骨が広がれば、永久歯は本来の正しい位置へ並び、おのずときれいな歯並びになります。特に、永久歯への生え換わりの時期にあるお子様には、成長という余力を使うことができるので、顎顔面治療は非常に効果的な治療法といえます。
「急速拡大装置」は固定式の装置で中央部に組み込まれているネジを1日1回まわします。そうすることで、徐々にあごの骨格が広がり、やがて正常な大きさとなります。その結果として、歯並び・かみ合わせが改善していきます。
使い方は簡単。ご自宅で1日1回ネジ回しをするだけ
矯正治療の流れ
不正咬合の種類
矯正治療メニュー
矯正歯科治療に伴うリスクや副作用について(医療機関ホームページガイドラインに基づく)
01.治療開始直後は矯正装置による違和感や痛みなどがあります。通常は数週間で慣れることが多いです。
02.歯の動き方には個人差がありますので、予想された治療期間が延長する可能性があります。
03.矯正装置の使用、管理、定期的な通院など、矯正治療には患者さんの協力が治療結果や治療期間に影響します。
04.治療中は、むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が発見されることもあります。
05. 歯を動かすことにより歯根吸収が生じて歯の根が短くなることがあります。また、歯ぐきが下がり歯が長くなることがあります。
06.ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
07.ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
08.治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。アレルギーの疑いがある方は事前に皮膚科にてアレルギーテストをお受けいただきます。
09.治療中に「あごの関節が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
10.治療途中に状況が変わり、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
11.歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
12.ごくまれに矯正装置を誤飲する可能性があります。
13.矯正装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
14.治療終了後、リテーナーをご使用いただいていても、少なからず後戻りが生じます。
15.治療終了後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
16.10代のあごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化することがあります。特に遺伝性の反対咬合(受け口)は第2次成長期に身長の伸びに伴い受け口が顕著になることがあります。その場合は外科手術を検討することもあります。
17.治療後に親知らずの影響で歯並びが変化することがあります。加齢や歯周病により歯を支えている骨が弱くなるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
18.矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。